
インテル ラピッド・リカバリー・テクノロジー
インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーは、以下の Recovery 機能をサポートします。
ミラーリングの更新ポリシー
Recovery では、ミラーリング ハードドライブの更新を連続的に行うか、または要求時にだけ行うか
を選択できます。連続更新ポリシーを使用する場合、プライマリ ドライブのデータは、両方のドラ
イブがシステムに接続されている限り、ミラー ドライブに同時にコピーされ続けます。ドッキング
ステーションのリカバリ ドライブを使用中にコンピューターのドッキングを解除した場合、メイン
ハードドライブのすべての新しいまたは更新されたデータは、ノートブックが再びドッキングされた
ときに自動的にリカバリ ハードドライブにコピーされます。このポリシーでは、ノートブックの
ドッキング解除によって中断されて未完了になったミラーリング処理を完了させることもできます。
要求に応じて更新するポリシーを使用する場合、Recovery で[Update Recovery Volume](リカバ
リ ボリュームの更新)を選択して要求したときにのみ、メイン ハードドライブのデータがミラー
ハードドライブにコピーされます。要求を行うと、メイン ハードドライブの新しいまたは更新され
たファイルのみがミラー ハードドライブにコピーされます。メイン ハードドライブのファイルが
壊れている場合、要求時更新ポリシーでは、ミラー ハードドライブの更新を行う前に、ミラー ハー
ドドライブの対応するファイルからの復元を可能にします。また、要求時更新ポリシーでは、メイン
ハードドライブがウィルスからの攻撃を受けた場合、攻撃後にミラー ハードドライブのデータを更
新しなければ、ミラー ハードドライブのデータを守ることもできます。
注記: [Modify Volume Update Policy](ボリューム更新ポリシーの変更)を右クリックするこ
とで、ミラーリングの更新ポリシーをいつでも変更できます。
自動ハードドライブ切り替えおよび迅速な復元機能
メイン ハードドライブに障害が発生した場合、Recovery はユーザーの介入なしに自動的にミラーさ
れたドライブに切り替えます。ユーザーに対しては、メイン ハードドライブ障害を通知するメッ
セージを表示します。メイン ハードドライブに障害が発生している間、コンピューターはミラーさ
れたハードドライブからブートできます。新しいメイン ハードドライブが取り付けられ、コン
ピューターがブートされると、Recovery の迅速な復元機能によって、ミラーリングされたデータす
べてがメイン ハードドライブにコピーされます。
注記: 要求時更新ポリシーを適用しているときに、メイン ハードドライブに障害が発生したりメ
イン ハードドライブのファイルが破損したりした場合、ミラーリングされていないデータはすべて
消失します。
RAID から非 RAID への簡素化された移行
28 ページの「RAID ドライブの非 RAID への再設定」の説明に沿って、RAID 1 または Recovery ボ
リュームから、2 つの非 RAID ハードドライブに移行(「アレイの破壊」と呼ばれます)できます。
RAID 1 から Recovery への移行もサポートされています。ただし、RAID 0 から RAID 1 への移行お
よび RAID 0 から非 RAID メイン ハードドライブへの移行はサポートされていません。
インテル ラピッド・リカバリー・テクノロジー
13
Comentarios a estos manuales