
サポートされる RAID モード
HP 製ビジネス向けコンピューターでサポートされる RAID モードには、以下に説明するように、RAID
0、RAID 1、RAID 5、およびフレキシブルなデータ保護(Recovery)があります。RAID モード 0、
1、および Recovery には 2 つの SATA ハードドライブが必要です。RAID モード 5 には 3 つの SATA
ハードドライブが必要です。これは、一部のコンピューターに特別に搭載されているアップグレード
ベイに、3 番目の SATA ハードドライブを挿入または装着することで実現できます。RAID 10 はサ
ポートされていません。
注記: SATA コントローラーが RAID モードの場合、サポートされる SATA デバイスは 4 つまでで
す。5 番目の SATA デバイスを有効にすると、コンピューターがフリーズします。5 番目の SATA デ
バイスを取り外すと、通常の動作に戻ります。
RAID 0
RAID 0 は、両方のドライブにデータをストライピング、つまり分散させます。データを両方のドラ
イブから同時に読み取るため、特に大きなサイズのファイルのデータをより高速に読み取ることがで
きます。ただし、RAID 0 には耐障害性がなく、1 つのドライブの障害時にはアレイ全体に障害が発
生することを意味します。なお、使用できる容量は、未割り当て領域の最小サイズ×2(ハードドライ
ブの台数分)になります。たとえば、ディスク 1 の容量が 150 GB でディスク 2 の容量が 600 GB の
場合、使用できる容量は 150 GB×2 台分= 300 GB です。RAID 構成を行うときは、同一サイズおよ
び同一性能での構成を推奨します。
RAID 1
RAID 1 は、2 つのハードドライブに同一のデータをコピー(ミラーリングとも言います)します。1
つのハードドライブに障害が発生した場合、RAID 1 では、もう 1 つのハードドライブからデータを
復元できます。なお、使用できる容量は、未割り当て領域の最小サイズになります。たとえば、ディ
スク 1 の容量が 150 GB でディスク 2 の容量が 600 GB の場合、使用できる容量は 150 GB です。
RAID 構成を行うときは、同一サイズおよび性能での構成を推奨します。
RAID 5
RAID 5 は、3 つのハードドライブにデータを分散させます。1 つのハードドライブに障害が発生した
場合、RAID 5 では、他の 2 つのハードドライブからデータを復元できます。なお、使用できる容量
は、未割り当て領域の最小サイズ×3(ハードディスクの台数分)の 2/3 になります。たとえば、ディ
スク 1 の容量が 150 GB、ディスク 2 の容量が 400 GB、ディスク 3 の容量が 600 GB の場合、使用
できる容量は(150 GB×3 台分)×2/3 = 300 GB です。RAID 構成を行うときは、同一サイズおよび
性能での構成を推奨します。
フレキシブルなデータ保護(Recovery)
フレキシブルなデータ保護(Recovery)は、インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー ソフ
トウェアの機能です。Recovery は RAID 1 機能に、ユーザーがより簡単に、指定したリカバリ ドラ
イブにデータをミラーリングできるようにするいくつかの機能を拡張します。たとえば、Recovery
ではリカバリ ボリュームの更新を連続的に行う(初期設定)か、要求に応じて行うかのどちらかを
ユーザーが指定できます。Recovery では、2 番目のドライブがドッキング ステーションのベイにあ
る場合、コンピューターをドッキングまたはドッキング解除することも可能です。
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