通常は、これらの信号は以下の状況で発生します。
● AJA Kona や Blackmagic Design DeckLink などのビデオ キャプチャ/再生カードから HDMI または
HD-SDI 出力を表示している場合
● ノンリニア ビデオ編集プログラムの作成、編集、またはプレビュー用ウィンドウで画像を表示し
ている場合
● 一般ユーザー向け Blu-Ray/DVD プレーヤーの出力を表示している場合
通常、このような状況では、BT.709 のヘッドルームおよびフットルームがビデオ信号に含まれていま
す。このオプションを無効にすると、ディスプレイに表示される色は、黒および影が明るく、白が暗
く表示され、色彩は実際の信号に含まれている色彩より薄くなります。
このオプションを有効にすると、黒は 10 ビット値の 64 で、白は 10 ビット値の 960 でクリッピング
されます(8 ビットの場合、16 および 235 でクリッピングされます)。その後、信号が再マッピング
され、正しい視覚範囲で信号が表示されます。
ヘッドルームおよびフットルームを持つソース素材を使用しているかどうかわからない場合は、アプ
リケーションの設定を確認するか、ソース素材をキャプチャまたはレンダリングした方法を説明でき
る人物に確認します。この設定を有効にした後に、編集アプリケーションのインターフェイスの明る
さを調整することが必要になる場合があります。
ビデオレベルを使用するには、以下の操作を行います。
1. フロント パネルにある機能ボタンのどれかを押します。
2. メニュー表示ボタンを押してオンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューを開きます。
3. [画像の調整]を選択して、調整オプション画面を表示します。
4. [上]/[下]ボタンを使用して[ビデオ適正(64–960)]オプションに移動し、[選択]ボタンを押して
そのオプションを選択します。このオプションが有効になると、オプションが選択された状態に
なります。
フレームのオーバースキャン
初期設定では、ディスプレイは画像内のすべてのピクセルを表示しますが、映画のデイリーや編集版
を確認する場合には、一般ユーザー向けのデジタル テレビで表示したときと同じようなオーバース
キャン モードで画像を表示することが必要になる場合があります。フレームのオーバースキャン オ
プションを使用すると、画像が 5%拡大され、アクション セーフ ゾーン内にあるその部分のフレーム
だけが表示されるようになります。通常、アクション セーフとは、フレームの端から 5%内側に入っ
た部分から始まる領域のことです。
フレームのオーバースキャン モードを使用するには、以下の操作を行います。
1. フロント パネルにある機能ボタンのどれかを押します。
2. メニュー表示ボタンを押してオンスクリーン ディスプレイ(OSD)メニューを開きます。
3. [画像の調整]を選択して、調整オプション画面を表示します。
4. [上]/[下]ボタンを使用して[フレームを 5%オーバースキャン]オプションに移動し、[選択]ボタン
を押してそのオプションを選択します。このオプションが有効になると、オプションが選択され
た状態になります。
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第 2 章 ディスプレイの使用
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