store:使用されるメモリ ストアです。「user」または「factory」の値を指定できます。このディスプ
レイには、工場出荷時ストア(factory)およびユーザー ストア(user)という 2 つの異なるメモリ ス
トアが含まれています。
● 工場出荷時ストア(factory)は、工場出荷時のキャリブレーションが保存される保護されている
メモリの場所です。キャリブレーションが工場出荷時のメモリの場所に書き込まれると、ユー
ザー メモリの場所も工場出荷時のメモリの場所に合わせて書き換えられます。この場所は、
StudioCal.XML を使用する方法でのみ書き換えることができます。このオプションは、キャリブ
レーションを保存して「工場出荷時の設定に戻す」または「工場出荷時設定のリセット」コマン
ドを使用して簡単に呼び出せるようにするために提供されています。
● ユーザー ストア(user)は、すべてのメニューを使用したキャリブレーションが保存されるメモ
リの場所です。このメモリの場所は保護されておらず、何らかの種類のキャリブレーションが実
行されたとき、および「工場出荷時の補正設定」または「工場出荷時設定のリセット」コマンド
が発行されたときに書き換えられます。
アップロード LUT の例
以下は、プリセット 6 に LUT をアップロードする StudioCal XML ファイルの例です。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<studiocal>
<upload_lut entries="1">
<lut_details num="0" name = "GS DCI D65" folder="0-GS DCI D65"
store="factory"/>
</upload_lut>
</studiocal>
LUT フォルダーの構造
LUT フォルダーには 3 つのテキスト ファイルが含まれている必要があります。各ファイルには、プリ
セット名、プリセット番号、およびファイル内に保存された情報の種類を識別する名前が付けられて
おり、「name-num-type」のようになります。たとえば、プリセット名が「BT.709」でプリセット番号
が「
2」の場合、各 LUT ファイル名には「BT.709-2」というプレフィックスがつきます。LUT フォル
ダーには以下のファイルが必要です。
Name-num-3D.cube:.cube 形式に従う ASCII テキスト ファイル。ディスプレイによって使用される 3D
LUT は、各頂点について 12 ビットの整数値を持つ 17×17×17 の立方体です。.cube 形式についてのド
キュメントは
Adobe によって管理されており、オンラインで確認できます。
name-num-PostLUT.txt:1D ASCII 形式に従う ASCII テキスト ファイル。ディスプレイで使用される
PostLUT には 1024 エントリが含まれ、エントリごとに 14 ビットの整数値を使用します。
LUT ファイルの最初の行は宣言で、ファイル内の LUT の数(通常は 3 つで、赤、緑、青のそれぞれに
ついて 1 つ)、各 LUT のエントリ数、および LUT 値のビット精度を示します。たとえば、ディスプレ
イからダウンロードした LUT には以下の宣言が記述されています。
LUT: 3 1024 14-bit
オプションのコメントを使用して、どの色空間プリセットを対象に LUT が生成されたのか、LUT の種
類(PreLUT または PostLUT)、および各チャンネル LUT の開始に関する情報を保存できます。ディスプ
レイでは、LUT ファイルが人にとって読みやすくなるように、これらすべてのコメントを自動的に生
成します。以下に LUT ファイルの例を示します。
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第 4 章 StudioCal XML スキーマの使用
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