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StudioCal XML スキーマの使用
StudioCal XML は、ディスプレイのキャリブレーション処理を詳細に制御する、HP が設計した XML ス
キーマです。このスキーマには要素およびタグが含まれており、これらを使用して、最大 3 つのキャ
リブレーション プリセット用のキャリブレーション ターゲットを指定し、カスタムのプリセット名を
指定して、測定対象となる検証パターンを定義することができます。さらに、キャリブレーション LUT
のアップロードおよびダウンロードを行ったり、カスタム入力名、マーカー、およびユーザー プリ
セットをインストールしたり、すべてのディスプレイ設定のアップロードおよびダウンロードを行っ
たりするためにも使用されます。
ヒント:ディスプレイに付属しているオプティカル ディスクには、StudioCal XML ファイルのセットが
収録されています。これらのファイルは、http://www.hp.com/jp/ からダウンロードすることもできま
す。ディスプレイ上で直接使用したり、参考用として使用したりできます。
ファイル名およびディスク フォーマット
どちらかの DreamColor USB ポートに USB ドライブを挿入すると、ディスプレイはキャリブレーション
に使用する StudioCal.xml という名前のファイルを探します。
重要:
ディスプレイは他の XML ファイルを検索しないため、名前を正確に指定する必要があります。
ファイル名の大文字と小文字は区別されません。
StudioCal.xml ファイルを含む USB ドライブは、FAT16、FAT32、または NTFS を使用してフォーマット
できます。
宣言
ファイルの最初の行には、標準的な XML 宣言文が必要です。UTF-8 や UTF-16、ISO-8859-1 など、すべ
ての標準的なエンコードがサポートされています。これは以下のように構造化する必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
コメント
XML コメントがサポートされており、XML ファイルによって実行される処理を示すために役立ちま
す。たとえば、
BT.709 の色空間プリセットを調整する StudioCal XML ファイルに、以下のコメント行
を含めることができます。
<!--BT.709 calibration-->
コメントは、XML ファイル内の任意の場所に配置できます。
ルート要素
すべての StudioCal コマンドは、<studiocal>のルート要素で囲む必要があります。XML ファイルの最後
のコマンドは、ルート要素の終了タグである必要があります。したがって、StudioCal XML ファイルの
最高レベルは以下のように構造化されています。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
ファイル名およびディスク フォーマット
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